(8) 10/13(祝) 前田綾子② 14:00~17:00
“人間の本質”からもう一度子育てについて考えてみよう(会場:みんなの木保育園)
10月13日午後13:45~16:45
人間の本質から子育てを考えるということで
斉藤公子先生の保育の考え方の特徴や、
くさぶえ保育園での前田先生の実践についてのお話を
お聞きしました。
斉藤公子先生の保育については、
かなり奥の深いもののようで、
さらりと紹介できる内容ではないと思い
割愛させていただきます。
詳しい内容につきましては、今年度の講座も
ビデオ録画や録音して報告書としてまとめる予定ですので、
そちらのほうを参考にしていただけたらと思います。
前田先生が実践されてる保育の中で印象に残ったお話を
紹介いたします。
斉藤保育を実践されてる保育所に見学にいたさいに、
同じようにやっていても、子どもの成長につながって
いってないところもあったるする。
斉藤先生に学んでいたさいも、
先生の手の位置が変わってことに
なぜそうするのか?疑問に思って
自分で掘り下げようとするしかない。
ただ見よう見まねでするのではなく、
目の前の子どもに対してどう対応するかは、
自分で考えないといけない。
ええーと思うようないろんなお母さんが
来られることがあるが、
お母さんの深いところの悩みをききだし、
つながりをつくり来てよかったと思って
帰っていってほしいと思っている。
学びながら、広がっていってくれたら。
くさぶえ保育園では、発達障害傾向のあるおこさんも
あずかってその子に必要なリズム運動をおこなったり、
Tシャツにキャラクターの絵がついていると
その絵にこだわってしまうお子さんがいるので、
キャラクターに布をつけてもらうようにしているなどなど。
自分を開いて、人を求めていくような人に
なってほしい。
感性を磨くには
まずは脱力、いったん力を抜いて
左右差を見ながら、
弱いほうの筋力をつけていくのが
自然でやりやすい。
本物を子どもに見せる、体験することの大切さ
土に触れても大丈夫な環境をつくったり、
生活環境から機械音をなくす努力も必要。
テレビやおもちゃの機械音、スピーカーからの音など、
刺激が強いため、それに慣れてしまうと
自然の音や母親の声に反応しにくくなる。
聾唖の方の聴覚検査では、
聞きやすい順が、機械音、自然音、人の声なのだそう。
ゲームをするのも、10才以降に。
せめて現実世界と架空世界の見分けが
つくようになってからにしてほしい。
理想の子育てなんてできないが、
理想に近づきたいという願いや思いが
周りを変えていく。
人との出会いが脳を育てる
などなど印象に残った言葉がたくさんありました。
台風というアクシデントのある中での
講座、ほんとうにありがとうございました。
余談ですが、最近、小児科医のほうから
「スマホに子守をさせないで」という提言がでました。
(ポスターにもなっています)
聞くところによると、宮崎駿さんも
「うちの子、トトロ100回みてます」という
母親の声に対して怒っているとか。
「3才までの子には、ビデオ、DVDは見せないで、
じかに自然にふれたり、体験するほうが大事だ」って。
アップルのスィーブン・ジョブズも、
自分のお子さんが小さい頃はパソコンには
さわらせなかったとか。
赤ちゃんや、幼児を守るために
気づいている大人はやはり
生活環境への配慮をしているのだなと思います。