子育て支援者「15のまなび」   講座日程レポート
(5) 8/9(日)  竹本久美子
産前産後の子育ての現状と展望

産前産後の子育ての現状と展望 実践されてのお話 

生み育てる人の心と体に寄り添うための
子育て支援者「15のまなび」の第6回

8月9日(日)10:15~12:15 講座
12:30~14:00
(食事をともにしながら、講師を囲んでの語り合い)

竹本久美子先生
足立病院子育て支援事業部 部長

「産前産後の子育ての現状と展望」

足立病院のマミーズスクエア マミスクの開設時から
関わってこられた実践、体験の中から
具体的なお話をお聞きしました。

初めて抱く子がわが子といった子育て状況の中で、
子育てママが世間から孤立しないよう、
お母さんの井戸端会議できるところとして
マミスクができ今年で10周年になるのだとか。

足立病院では、
30代のママ(40才未満)の出産が一番多いそうで、
家族でお産を迎えてもらおうと、不妊治療や
妊婦健診のさいにもご夫婦で来られることが多く、
帝王切開のさいも、夫が立ち合うなど
立ち合い出産がほとんどなのだそう。
ファミリーで入院ができるお部屋もあり、
上のお子さんも泊まることが可能だとか。

ただ、男性の場合、子育てのモデルもなく
相談相手も少ないうえ、
子どもの成長、発達を知らない、
子どもへの接し方がわからないといった方も多い。
そのため、パパ対象のパパ塾やら、
2006年からはパパスク(ママは立ち入り禁止)も開設され、
パパとお子さんだけで参加されると、
おむつがえしたり、ご飯食べさせたりと
お世話されるそうです。

竹本さんが工夫されてることとして、
妊婦さんむけのの講座で、
赤ちゃんの発達、成長のイメージをつかんでもらうため
ご自分が3姉妹の子育てをされたさいにとっていた、
同じマットに寝かせた赤ちゃんの
1か月ごとの12枚の写真を見せるのだそう。
ハイハイ、寝返り、ずりばい、この時期にはこんな感じと、
3キロから9キロと体も大きくなるのが一目瞭然ですね。

妊婦さんむけにはおむつ替え編と抱っこの講座もつくり
新たに布製の柔らかい人形を用意してされてるそうですが、
説明するさいに、
他の方に見えやすいよう赤ちゃんの向きを変えると、
参加者も見たとおりに赤ちゃんの向きを変えると
いうことがおこるなど、
かなりいろいろ注釈をいれつつ説明されてるのだそうです。

不妊治療などの診察補助として
一時保育もされてるそうで、初めて預けるさいには、
おむつだけでなく着替えの服や、
ハンカチ、飲み物の用意を説明し、
ママは、お子さんをだますようなやり方で
お部屋をでてしまわずに、
お子さんをぎゅっと抱きしめて、
お別れしてお部屋をでていってくださいねと、
お伝えしているのだとか。

お預かりしたお子さんには、
順番に一人ずつ目を見て、
声をかけてあいさつをされているそうです。

登録制の一時預かり保育には年齢別のさまざまなクラスが
あるようですが、継続して通ってこられると、
この時間にはこれをしてといった保育のリズムに慣れてきて、
お子さんが一段ずつ階段を上がるように
これができるようになったと成長していくお子さんもいて、
保育スタッフさんにとっても
それが喜びになっているのだとか。

今後の展望としては、
外来に来られた赤ちゃんつれの方に、
待ち時間などを利用して、抱っこのしかたについての
声かけなどができればと考えている。

不妊治療も増えていているので、
産前産後のケアについて、
さらに助産師さんや看護師さんとすりあわせ、
充実させていきたい。
といったことをお話いただきました。

妊婦さんの講座に、ハグモミをとりいれて
体がほぐれる気持ちよさや、ぬくもりを感じてもらったりと
ご自分が学ばれたことを、
どんどん取りいれて、実践されてる姿勢には
ほんと頭が下がります。

午後も、参加者の方からの体験談や
同様に感じていることのシェアもあったりと
まだまだお話はつきない感じでした。




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