子育て支援者「15のまなび」   講座日程レポート
(9) 10/25(土)  北川恵 13:30~16:30
アタッチメント(愛着)理論と安心感の輪子育てプログラム


第9回 10月25日13:30~16:30

アタッチメント(愛着)理論と
安心感の輪子育てプログラムについて、
北川 恵先生のお話でした。

今回は会場の関係で、椅子席での講座で、 
「15のまなび」にはじめて参加いただいた方も
何人かいらっしゃいました。



ところどころで、参加者同士のグループトークも入り、
子育て支援にかかわる方同志の交流の機会にもなりました。

アタッチメントを、子育てママにどう伝えるかなど、
自分の言葉で説明するのって難しいものですね。

アタッチメントとは、生きていくうえで必要な
恐れや恐怖から守ろうとする本能的な欲求のこと。

おなかすいたとか、寒かったり、こわかったり
ママの姿が見えなくなって不安といった
子どもにとっての危機感や不安感を感じると、
自分を守るために強くて大きな存在にくっつきたくなる。
危機感や不安感がとりのぞかれると安心し、
ニュートラルな状態に戻ります。

この本能的な欲求は、大人になってもやはりあって
アタッチメント対象は、親から学校の先生や、
パートナーとかお互いがアタッチメント対象になることも。

アタッチメントは、安心感を与えることが目的で、
スキンシップや抱っこはその手段のひとつ。

子どもの欲求や、気持ちを推測して
気持ちをうけとめた言葉をかけることが大切。

子どもが泣くと抱っこして、
「ほらあれ見てごらん」とか言って、
気をそらせて泣き止ませようとする方が多いのですが、
それだと、よけい泣くお子さんもいるのは、
今の自分の気持ちをわかってもらえてないからなんです。

外遊びから帰ろうとして、帰りたくないとごねて泣く時、
「楽しかったね。まだ遊びたいんだね。
でももうご飯の時間だから帰ろうね」といったように、
まずは子どもの気持ちをうけとめる言葉をかけてみて。

今の自分の気持ちにそった言葉をもらえると、
子どもは落ち着いて、きりかえもしやすくなります。

感情は共感してもらうことで初めて言葉になるのです。

自分が感じている気持ちがうまく言葉で言い表せない時、
自分の気持ちにそった言葉をかけてもらうことで、
たとえば、「悲しかったね」といわれることで、
この気持ちは悲しいっていうんだと理解でき、
言葉で表せるようになります。

抱っこしてほしい時に十分に抱っこされたり、
怖くて泣いた後、怖かったね、悲しかったねと
もう大丈夫だよと言ってもらい、安心できると、
子どもは自分の感情のコップを満たすことができるのです。

この安心感を土台として、
子どもは外にむけて「探索」にいくことができ、
何かあったら誰かに頼ることができることで、
自立していけるようになるのです。

自立というのは、自分でなんでもできることではなく、
自分でできることはするけれど、なにかあった時には、
誰かに助けてもらうこともできるようになることが
最終的に大事なことだと思います。

子どもが発達していくには、
親だけでなく、複数の養育者が
子どもの欲求や気持ちに気づくこと、
それに適切に応えられることが大事で、
適切に応えられるのは、3割マッチしてれば十分だし、
しまったと思うことがあっても、修正できればいいんです。

子育て支援にかかわる方は、
なかなか思うようにはできない子育てママの気持ちを
共感的にうけとめて、一緒にのりこえていこうという思いで、
どんな親子にもいいところがあること、
子どもの気持ちに応えることができているところを
みつけていってくださいね。

お話の中の感情についてに焦点をあて、
印象に残った言葉をまとめてみました。

抱っこやスキンシップももちろん大事ですが、
子どもが幼い頃から
子どもの気持ちによりそう言葉をかけて
安心感を築いていくことが
親子の信頼関係を築き、
成長した子どもが自らの人間関係を作っていくうえでの
土台になるということをあらためて気づくことができました。


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